

ビデオカメラで子供の成長や家族の姿を、多くのかたがビデオ撮影されてきたと思います。
時には運動会などでは、朝早くから席取りのために並んだり、ビデオに残そうと撮影方法のトレーニングまでされた人もあるかと思います。
そこまで努力して撮影したビデオですが、テープのまま長期間保存することには少し問題があることをご存知ですか? 録画の標準規格VHS、一世を風靡した8ミリビデオまたminiDVさえも再生できなくなりつつあります。
映画のDVDソフトと違って二度と撮ることのできない大切な子供たちや家族の記録を守ることをお考えになりませんか?
ビデオテープ長期保存の問題点
テープは劣化します。
多くのひとが経験してわかっておられるように、長年の保存で画質は劣化します。 テープ自体の寿命は非常に長いと言われていますが、微妙なテープの伸びや磁気の影響などで、実際には録画された内容は劣化します。 これらは主に保存環境が悪かったり、メンテナンスがされていなかったりすることにより起こります。 ひどくなるとノイズが見えるようになったり、色が変わって見えたり画面が流れたりするようになります。
また再生するとき、テープから電気信号を取り出すために、テープはVTRの回転ヘッドと呼ばれている部品に接触していますが、再生するたびにごくわずかずつですが磁性材が削られて、録画信号が微妙になくなっていきます。
さらに保管状態が悪いままメンテナンスをしないととカビが生える場合があります。 カビは画質劣化より深刻で、再生して見ることができなくなります。 カビの問題に直面している人は少ないと思いますが、万一カビが発生していましたら再生機に装着しないでください。 機器がこわれる場合があります。
テープは再生機器がなくなりつつあります。
今一番問題なのが8ミリ(Hi8を含む)ビデオ、そろそろ問題になっているのがminiDVデジタルビデオです。 一世を風靡した8ミリビデオがデジタルビデオにとって変わられ、またminiDV機器もはほぼ無くなろうとしています。 この流れは以前 新聞にも記事がのりました。 高画質再生ができるビデオデッキは何年も前に製造中止となり、今ではビデオカメラさえ店頭にはありません。
今、ご家庭にあるビデオカメラも購入からずいぶん時間がたっていて、多くの家庭のカメラがこれからだんだん故障するようになります。 修理依頼に出しても修理不能だったり、仮に修理できてもいつまでも使えるかわかりません。
このことは遠からず、VHSにもおきてくる問題でしょう。 これを暗示するかのように、店頭にはすでにVHSビデオデッキの高機能機はありません。 高画質機器ではないものが数機種あるようですが、いずれ全製品がなくなるように思います。 以前取り上げられた 新聞からのデータがありますので、気になる方はご覧ください。
コピーすると画質が劣化します。
撮影したビデオテープから保存のためにVHSに録画編集される方がおられます。 コピーすると画質がかなり落ちます。 ビデオカメラがそろそろ壊れそうだからとりあえずVHSにコピーする方法は、画質が劣化するという理由とVHSも最終的にはなくなってしまう製品だということからお勧めできません。
デジタルビデオ(miniDVなど)も普通のVHSテープにコピーして保存しないほうがいいと思われます。 デジタルビデオの高画質性能が生かせません。(解像度は約半分程度になります)
DVDに記録替えしたほうがいい理由
DVDは劣化しにくい。
記録された信号はテープのような磁気の影響は受けず、カビの発生もほとんど問題になりません。DVDは非接触で信号を取り出すため、テープのような磨耗の問題もありません。 DVDの信号記録場所は表面ではなく、プラスチックでサンドイッチ状に挟まれた内部にあるため、カビは記録面に生えません。 そのためカビの発生で記録が台無しになることはありません。
このような理由から、DVDは普通の人が快適に過ごせる環境であれば大変劣化しにくいものです。
DVDは時代の流れです。
今映像の録画はビデオテープからDVDやブルーレイに完全に代わりました。 過去、レコード盤がCDに代わり世の中から消えようとしたとき、高品質に記録替えする手段がありませんでした。 でも今の時代は高品質に記録替えすることができます。 レコードはCDとしてもう一度買いなおせば良かったのですが、ご家庭の映像記録は撮りなおすことができないのです。 ぜひこの機会に保存することを考えてみてください。
電器機器はいつ壊れるかわかりません。
電器機器は使わずにいても、突然故障することもあります。 ビデオカメラで子供や家族を撮るのは、多くの場合子供が小さいときだけでしょう? 壊れたからといって再生して見るだけのために修理しても、撮影はもうしないのではありませんか。 これはもったいない話です。
劣化のこともビデオカメラが壊れることも理解しているかたもおられると思います。 いつかDVDレコーダーを買って自分でコピーしようと思っているかたもおられると思います。 でも、いざDVDレコーダーを買ってDVDにコピーしようとしたとき、自分の家庭のビデオカメラが壊れていてコピーできないということにもなります。
自分でコピーしようと思っているなら、なるべく早いほうがいいと思います。
もう、子供も大きくなりビデオを撮る機会もなくなったひとも、いま子育ての真っ最中のひともおられると思います。 でも、自分が愛情をそそいだ、またそそいでいるときの思いでは、決して忘れてはならないのではありませんか?
決して忘れてはならない大切な思い出は、劣化のない方法でずっと保存しましょう。
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